『フクロモモンガって噛むの?』と言うより『フェンちゃんって噛むの?』と言う内容です。
SNSでよく『フェンちゃんは噛みますか?』と聞かれます。
仲良く遊んだりおやつを隠して探したりしている動画を見ると、フェンちゃんは私にベタベタで噛みもしないし言うことも理解しているんじゃないか?と思う方も多いようですが、そんなことはありません。
フェンちゃんは慣れてくれてはいますが、根本的には人間と動物です。
どんなに頑張っても分かり合えないことも多いですし、表現の仕方や感じ方も全く違います。
結論から先に言うと、フェンちゃんは噛みます。
噛むタイミングは大きく分けて3つ、甘えたい時と威嚇する時、鬱陶しい時です。
ですが、どのケースでも私に対して血が出るほど本気で噛むことはありません。
甘えたいときは主に遊んでいるときです。
お部屋で遊んでいる時、手にじゃれついてガブガブ噛みます。いわゆる甘噛みです。
お話できない動物にとっては噛むこともコミュニケーションの一貫だと思っていますので、怒ったりやめさせたりはしません。
構いすぎるともう少し強く噛んで来ます。そういう場合は構うのをやめるとスタスタとどこかへ走っていきます。
威嚇して噛むときは主に隠れてゆっくりしている場所をいきなり開けられたときです。
箱や引き出しの奥など、前置きもなくいきなり開けるとジジジジと警戒音を出してひっくり返ります。
手を出せば歯を当てて来ますが、がぶりと歯を立てて噛み付くことはありません。
最近は一回当てると私だと気づくのか威嚇するのをやめて大人しくなります。
ちなみに開ける前に一言『フェンちゃん開けるよー!』と声をかけると、小さくジジジジと警戒音を出すものの、思いきり威嚇して来ることはありません。
びっくりしたというのが原因かと思います。
鬱陶しい時というのは何かに夢中になっている時、撫でたりつついたりすると『やめろ〜』と言わんばかりにガジガジと噛んで来ます。
この場合もしつこくすると噛む力がどんどん強くなるのでほどほどでやめます。
おやつを食べている時におやつを引っ張っても噛みます。これも鬱陶しい時に含まれるかと思います。
フェンちゃんは警戒心の強い慣れない子でしたが、お迎えしてから今まで本気で噛まれたことはありません。
お店にいる頃にも触ってもらっていたので、人の手にある程度慣れていたというのも大きいとは思います。
基本的に動物は追い詰められると噛み付きます。
相手を追い払うのが目的ですので、始めは歯を当てるだけですが、つかみかかれば当然本気で噛まれます。
フェンちゃんも無理やり掴めば本気で噛み付いて来たのでは?というケースは何回か思いあたります。
噛み付かれて相手がひるめば覚えて何度でも噛み付くようになってしまいますし、噛み付かれた方もトラウマになって触れなくなってしまうという事もあるかと思います。
ですので、フェンちゃんの場合は慣れるまで、噛みそうになったら絶対に手を出さないこと、私から掴みかかるのではなく自分から出て来て手に乗ってもらうということを徹底して行いました。
今回はフェンちゃんが噛むかどうかという話なのでフェンちゃんに慣れてもらうために何をどうしたかはまた別の機会に書こうかと思います。
私は今まで何匹もフクロモモンガを飼育して来たわけではないので、噛む子に対してこうすればいいという的確なアドバイスはできません。
性格も様々なので、手の出し方によっては逆効果になってしまうこともあるかもしれません。
自分の飼育しているフクロモモンガを一番理解してあげられるのは、飼い主さんだけです。
嫌がることはなんなのか、どうして噛んだのかを考えてそれ以外の方でのスキンシップの取り方を考えてあげたり、おやつなどで徐々に慣らして手は怖いものじゃないよーと教えてあげるのがというのが効果的なんじゃないかなと思います。
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