フクロモモンガの飼育を始めてから知った『蚊帳んぽ』という言葉。
蚊帳の中でお散歩するという意味で、広いところで安全に遊ばせてあげられる方法として人気のある遊び方です。
今となってはお部屋の中で元気に遊びまわっているフェンちゃんですが、お迎えしてすぐの頃は『蚊帳んぽ』をしてもらっていました。
フクロモモンガは子供の頃は身体能力も低く、上手に飛び移ったり、登ったりすることができません。
運動すること、体の動かし方は成長していく過程で環境だったり親が教えてくれるもの。
いきなり部屋の中で好きに遊んでもらうのは少し危険です。
高いところから着地方法も知らないで飛び降りれば怪我をしてしまう事もあるし、習性や動きを知らないと捕まえるのも難しい。
なのでフェンちゃんには部屋の中で遊ぶ前に蚊帳の中で安全に遊べるように工夫して、基本的な運動や動作を覚えてもらいました。
一緒に遊んでいくうちにフェンちゃんは運動の仕方を学んで、私はフェンちゃんの動きを観察して接し方を覚えました。
蚊帳の広さは2m×2mほど。
部屋にものが増えたのでしっかりとは広げられませんがこんな感じです。
マットを床に敷いて、中には木を2本。
イスとクッション。
他にはブランケットと寝るときのポーチやパソコン、おやつに猫じゃらしといった遊べるものを入れておきます。
以前は小さな机も入れていたのですが、処分してしまったので今はもうありません。
フェンちゃんと一緒に入って遊びます。
子供の頃はとにかく登っては飛び降りるということと、おやつを見つけたルートを何回も回っていたのを覚えています。
今でも部屋の中でおやつを見つけた場所には何回も見にいきますし、しばらくおやつを置いてなくても1週間くらいは同じ場所を確認しにいきます。
箱だったり入れ物だったり『中を開ければおやつがあるかも』という動きを教えてあげると、開けられそうなものは一通りあけてみるようになります。
蚊帳んぽには注意点もいくつかあリます。
蚊帳の中はフクロモモンガからすれば逃げ場のない狭いスペースです。
いきなり捕まえたり大きく動いて脅かしてしまえば、人を怖がったりパニックになる事もあります。
一緒に過ごす間は大きな音を出したり絶対に追いかけたりしないように、自然に寄ってきてくれるのを待ってあげてください。
また、フクロモモンガは鋭い歯で蚊帳を簡単に破ることができます。
蚊帳の外に行きたいところがあれば外に出たがったり、蚊帳の中に隠れる場所がなければ外に出て隠れられる場所を探そうとします。
そうなれば蚊帳の弱いところや隙間を見つけて穴を開けてしまいます。
蚊帳の中にいるから安全と目を離さないように、蚊帳の中に隠れられるような箱などを入れてあげるのもいいかと思います。
フェンちゃんは蚊帳んぽにも慣れて、外で遊びたがるようになった頃から少しずつ遊ぶ場所を部屋の中に切り替えていきました。
部屋の中でも実際に遊んでもらってみて危なそうなところを塞いだり、遊んでる最中に欲しがるものを増やして今の生活になりました。
飽き性なので使っていないものや古いものは処分して、新しいものを増やしたりしています。
せっかく一緒に暮らしているなら一緒に遊びたいという方も多いかと思います。
蚊帳で一緒に遊べばフクロモモンガにとっては広いところで運動できてストレス解消になります。
同じ場所で一緒に過ごす事で慣れてよってきてくれるようにもなるので是非試してみてください。
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