以前作っていたポーチで比較的簡単に作れるモモンガポーチの型紙をデーターに起こしました。
生地は爪が引っかからないもの、表地には吸湿性や通気性のある天然素材のものを使用してください。
何度も洗って使うものなので作成前に水通し(一晩水に浸して乾かすこと)をしてください。
水通しした際に染料が出やすい生地は使用しないでください。
画像の生地は表地はコットンプリント、裏地はポリエステルのフリースを使用しています。
フラットなパターンなので切り替えを作ってオリジナルのポーチも作れるかと思います。
コロンとしたシルエットを作るためカーブのラインが多いので少し縫いにくいかともしれませんが是非作ってみてください。
海外では繊維が絡まって手足が壊死してしまうことがあるので、表裏ともフリースを使用しステッチを減らしたものが安全だと言われていますので、ポーチに穴を開けやすい子にはあまりおすすめではありません。
針が残っていたり、長い糸が出ていたりすると怪我の原因にもなりますので、最後に必ず確認するようにしてください。
ビーズやレースなどのほつれすい装飾品は怪我の原因になるので使用しないでください。
ラメなどの誤飲しやすい素材も絶対に使わないでください。
型紙をダウンロードしてA4で印刷してください。(作り方を読んでからDLしていただきたいのでブログの一番下に貼ってあります。)
パターンは1匹用2枚、2-3匹用3枚印刷されます。
口のカーブになっている方が前になります。
ポーチサイズはこちらです。
1匹用は少し小さめのサイズになりますので体の大きさに合わせて拡大していただくのもいいかと思います。
<作り方>
プリントした型紙を貼り合わせます。
いらない部分をカットして一枚に剥ぎ合わせます。
中心線に定規を当ててまっすぐな状態でテープで貼るとずれにくいかと思います。
縫代は全て1cmついています。
縫代外の線でカットして生地を裁断します。
中心線に地の目を通します(生地の縦ラインが中心線に重なるようにすること)
柄の出方を考慮して横向きに裁断するのでもOKですが斜めには裁断しないでください。(生地が伸びて形状が崩れてしまいます。)
<裁断パーツ>
表地1枚
裏地1枚
ポーチの中を暗くするために間に挟む生地1枚(必要な場合のみ裁断してください)
タブ2枚
タブ用接着芯2枚(金具による負荷がかかるので貼っていますがなくても大丈夫だと思います)
タブに芯を貼ります。
アイロンやアイロン台に接着芯がつかないように当て布をしてアイロンをかけます。
<注>写真のタブは1.5cmに1cmの縫代をつけたパターンになっていますが、強度を出すために1.2cm巾の完全4つ折り始末に変更しています。(ダウンロードパターンは修正してあります。)
接着芯がはみ出した部分は芯をカットしてから4つ折りにしてアイロンをかけます。
ポーチの強度を上げるためにミシン目を細かくして縫製していきます。
アイロンをかけたタブの端を3mmのステッチで押さえます。
表地、裏地の横部分を縫い合わせます(間に記事を挟む場合は表地に重ねて一緒に縫います)
中表に2つ折りにして1cmの縫代で縫っていきます。
縫い始めと終わりは3-4針返し縫いします。
縫代はアイロンで割っておきます。
表地の綿素材は中温から高温で、裏地はポリエステルで溶けてしまうため低温でかけていきます。
底部分の角を開いて縫い、底のマチを作ります。
角から3,5cmのところをまっすぐ縫います
マチを薄めに仕上げたい場合は3.0cmくらいで縫ってもいいかと思います。
ちょっとわかりにくいのでもう一枚貼っておきます(上の写真と同じところです)
角を底側に折ってコバステッチをかけます。
角部分の強度出しと縫代を抑えるために縫っています。
両側を縫うとこんな感じになります
表に返すとマチになっています。
表地と同じように裏地を縫います。
裏地に厚みがある場合は角を表地よりも3mmほど多く縫うと収まりが良くなります。
(表地3.5cm→裏地3.8cm)
表地と裏地を縫い合わせます。
横端から1.5cmのところにタブを挟んで返し口を残し(タブからタブまでの間4cmくらい)中表で表地と裏地を縫い合わせます。
前後間違えないように注意してください。
縫い終わったところ
返し口から裏返して形を整えます。
ポーチの口にステッチをかけます。
ステッチは1本でもいいですが2本かけると摩擦などによる強度が上がります。
今回は2本かけてみました。
金具をつけて完成です。
最後に針が残っていないか、糸の切り残しがないかチェックしてください。
中でループになっているのが一番危ないのでひっくり返してしっかり確認してください。
SサイズとMサイズの比較です
型紙ダウンロードはこちらです↓
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